クラウドアーキテクトのプロジェクト紹介

実務で使える生成AI関連プロジェクトのPoCから実装まで紹介します。

3ヶ月で実現を目指す営業支援AIエージェントプロジェクト①

はじめに

こんにちは。SIerでアーキテクトを務めています。4月からスタートした「3ヶ月で実現する営業支援AIエージェント」のプロジェクトについて、シリーズ化してご紹介しようと思います。まず企画の背景からゴールまでをお伝えします。

プロジェクトの背景

近年、営業現場では大量の商談記録や提案資料が蓄積されています。しかし、適切に活用できずに眠ったままになっているケースが少なくありません。一方で、競合他社との差別化や迅速な提案作成が求められる中、これらのデータを有効活用できる仕組みが必要です。

目的

本プロジェクトは、過去の商談データや提案資料、自社サービス情報をもとに、営業担当者がすぐに使える提案ドラフトやFAQの回答、シナリオ案を自動生成するAIエージェントを社内に導入することを目的とします。

課題

  • 商談記録や資料のフォーマットが統一されておらず、機械処理が難しい
  • 検索やレコメンドの精度が低く、有用な情報をすぐに引き出せない
  • エンジニアリソースを使いすぎず、短期間でプロトタイプを構築したい

解決策(システム概要)

これらの課題を解決するため、以下のようなシステムを想定しています:

  1. データ整理:Azure AI Searchで商談記録や提案資料を一元インデックス化
  2. 生成AI:Azure OpenAI Serviceを利用し、ユーザーの質問に応じた応答やドラフトを生成
  3. エージェントUI:チャット形式でFAQ回答や提案ドラフトを提示し、追加の質問にも柔軟に対応

プロジェクトのゴール

・営業担当がログインしてすぐに活用できるAIエージェントを提供する
・提案作成時間を従来比で30%削減する
・社内に蓄積されたナレッジを効率よく再活用できる仕組みを構築する

次回予告

次回はシステムアーキテクチャの全体像をご紹介します。データフローやコンポーネント配置をビジュアル化しつつ、企画構想を形にする技術要素に迫ります。お楽しみに!